2012年11月12日月曜日

Macchi's Mixte-Mini 製作5、6日目

IMG_2074 by BYOB Factory Tokyo
IMG_2074, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.

奥様のためにフレームを作られているMacchiさん、6日目が終了しています。

四日目までで前三角の本溶接、仕上げが完了していますので、5日目から本格的に後半戦ですね。
(詳しくは 1、2日目  3、4日目 をご覧下さい。)

ここからは作業にも慣れてスピードアップされる方が多いようです。
そしてMacchiさんも例にもれず、6日目終了時にはトップの写真のように4本あるシートステイの取り付けまで完了させられました。

ここまでくるとフレームもフレームの形をし出してテンションが上がりますね!


では製作の模様を振り返ってみましょう。

前三角の仕上げを済ました後は、チェーンステイとエンドの接合に入ります。
前回スリ割りを入れていたチェーンステイにエンドを差し込みエンドとステイの間にロウをさし、隙間を埋めてしまいます。
次にフラックスを落とし、先にエンドとステイの接合部を仕上げます。

その後、チェーンステイのBB側に来るほうをBBに沿うよう丸く削り込み、再度フレームジグにセットしシートステイをタッキングします。
チェーンステイには下ブリッジやスタンドマウントが付くため、こちらも先に仕上げ。
前三角同様お見事な仕上げ! さすがサイクルデザイン学校の生徒さん!

この車両はミキスト車のため、シートチューブのトップにもスリーブを入れます。
スリーブもロウづけし、シートステイを沿わせて長さを確認。

前回の投稿のようにシートステイに蓋を付けて仕上げます。
同様に下のシートステイも長さを確かめて。。。

そしてジグ上でタッキング。(Tack=仮止め、仮縫い)
定盤上でエンド幅を確認して、、、  スタンドを使って本溶接。

と、こちらもタッキング、アライン確認、本溶接 と毎度の工程を経て6日目が終了!
お疲れさまでした!

7日目はブリッジなどの小物の取り付けと、フォークの下拵えとなるでしょうか。
フォークが出来ればこの車両の一番のハイライト、後ろのかご作りに入ります。
どんなカゴになるかは見てのお楽しみ!

何にしろ、フレーム完成はもうすぐ!  がんばっていきましょう〜



そして本日、BYOB Made の新しい完成車が誕生! Wakky's Disc Road 完成です。
ご自身で塗装までされた、本当にセルフメイドの一台! ホントにクールです。

発表を乞うご期待! です。


合わせてステム製作教室、参加者募集しています!

11月18日 日曜日開催予定! 

皆様のご参加をお待ちしております! 



詳細のお問い合わせは

BYOB Factory Tokyo


東京都新宿区中落合 3-29-5 1F

03-6908-3934

byob.factory@gmai.com



までどうぞ。

当日のご見学も合わせてお待ちしております。


 

2012年11月9日金曜日

Tama5's Monster Cross 初日&二日目

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Tama5's Monster Cross, a set on Flickr.

先週の木曜日から製作をスタートされたお客様。
昨日で二日目を終了されています。

以前もちょっとふれましたが、BYOBでは初めてのシングル固定車です。
定義が難しいですが、いわゆるピスト車と呼ばれる部類の自転車はまだ一台もありません。




こちらの方、以前はメッセンジャーやイベント運営など、自転車に携わる幅広い職種をご経験だそう。
さすが自転車の知識や理解は相当なものをお持ちとお見受けしました。



作られる車両は 以前からお乗りのSURLYのSteamRoller をベースに、ご自身の味付けをされたジオメトリー。
聞けばスチームでボブトレーラーを引いて 日本縦断されたとか。。 男前です。

今回、その乗り心地を再現しつつも よりシャープな乗り心地かつちょっと軽量 を目標にパイプをチョイスされました。

加えてヘッド構造はインテグラルヘッド。
ワンにあたるカップ部とパイプが別体のものを使い、うらやましい長身故の長いヘッド長でも自由に設定できました。


皆さん凝った意匠を込められるシートスリーブには、ハートとピースマークとスマイル。
自称元ヒッピーらしい、素晴らしいモチーフですね。 そしてお上手です。
「すべての武器を自転車に!」 という、メッセージをこめてらっしゃるそう。 最高!


製作二日目の最後は、前三角の本溶接で〆。
いいペースで運んでいますね。  お疲れさまでした!
三日目からは前半分の仕上げ&リアバックの製作に入っていきます。



実はこのフレーム、ただのスチームのコピーなどではありません。
表題の通り、Monster Cross。 つまり極太700cの入る車両となる予定です。
SteamRoller よりもはるかに太い700x45c を目標にしています。

オンロード、オフロード問わず走破する、日本中を旅するための自転車。
満たすべきは製作者ご自身のニーズであるわけですね。

加えてフォークも 一癖も二癖もある一本になるはず。。。
完成が本当に楽しみです!




BYOBスタートから半年目で初の(いわゆる)ピスト車が! 
と、思いましたが やっぱり今回もピスト車はではありませんでした。
もちろんピスト車(ピストバイク)って車種のそもそもの定義づけが大変ですが。。

僕(Sunrise cycles 高井)は、Disc-Fixie (海外ではDixie とか言うらしいですが。。)が、
街乗りピスト(意味不明)においてはベストなスペックではないかと思っています。

加えて”固定車”って表現がよいのでは?と思っていますが、自分で作る上ではカテゴライズは必要ありませんね。
失礼いたしました。


2012年11月7日水曜日

シートステイの取り付け方 あれこれ

IMG_1973 by BYOB Factory Tokyo


IMG_1973, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.

写真では何の事かわからないかもしれませんが。。
HarukiImamura's 26"のシートステイの先端です。

パイプ形状のシートステイ。
前三角に取り付ける際、シートチューブ側に写真のように蓋をして仕上げます。
その蓋の形や、取り付ける箇所でフレームの雰囲気はグッと変わってきます。


トップの写真はフラットの板状。
先をポイントに仕上げ、ちょっと巻きステイ風に仕上げる予定。
クラシカルな印象ですね。

下はアールをつけた仕上げ。
シートスリーブの横に取り付けるサイドタックといわれる取り付け方。

いち早くフレームを完成させたKOTUBUさんは、板ではなくパイプを添わせてシートステイの形に合わせて整形。
フラットの仕上げ同様、古くからある印象の仕上がりになりますね。





下も同じくアールの仕上げですが、曲面の向きを変えるだけで全然違う印象に仕上がっています。
Somaさんの車両。


先端も尖らしたり、丸くしたりアイディア次第で印象がガラリと変わりますね。
何か形を入れこんでも面白そう。




はたまた蓋を使わないシートスリーブに直接つけるファストバックスタイル。
クラシカルな雰囲気は薄れ、今風でレーシーな印象。
見た目的にカーボンフォークとの相性も良さそう。
スマートな雰囲気を演出し易いですね。





そしてバインダーにステイを乗っける、集合ステイ。
写真はアールの蓋をつけた上でバインダーにのせ、サイドタックと集合を組み合わせています。
もちろん蓋無しでも作れます。





最後はBYOB管理人 カツオ君が展開する自身のブランド Cicli KATSUO製の一台。
クロスドシートステイと呼ばれる取り付け方。
トップチューブにシートステイを繋ぎます。
下の写真は極端な例ですが、手法的には昔からあり旅行車などに多用されてきました。

GTのトリプルトライアングルが有名なところ。
小径車等にもよく見る手法ですね。 
独特なフレームワークで お好きな方も多いのでは?



ざっくりとご紹介しましたが、お好みの形はございましたか?

フレーム製作において、シートステイの取り付けは最後から2番目ぐらいの作業。
形はその時までに決めておけばオッケーです。

しかしながら、 「シートステイだけ見せられても。。。」

確かにそうかも知れません。

でも、ここ数年でグッと目にする機会が増えた手製自転車たち。
各部ディテールをじっくり見れば、きっともっとその一台に興味が湧くはず。

時にはフレームの一部分に目を凝らしてみてはいかがでしょう?

塗装されていたらわからないかもしれない その作り方。
どうなってるの?と思ったら、いつでもお気軽にご相談下さい。


お問い合わせ、ご見学お待ちしております。


BYOB Factory Tokyo 

161-0032

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byob.factory@gmail.com





2012年11月6日火曜日

Wakky's DIsc Road 完成!!

IMG_1062 by BYOB Factory Tokyo
IMG_1062, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.


秋もグッと深まり肌寒い日が続いていますね。
体調崩されておりませんでしょうか。

前の投稿でご報告したステム、こんな感じの車両に使われます。

キャリパーブレーキとディスクブレーキ併用のロードバイク。
シクロクロスのレギュレーション改訂より、急速に進むドロップ&ディスクブレーキの組み合わせ。
レモンのディスククロスが珍しかった時代が嘘のようですね。


こちらの製作者さまはメッセンジャーをされている方、天候を問わず自転車に乗るわけですね。

オンロードでディスクブレーキを使う最大のメリットは「制動力が天候に左右されない」 という事ではないでしょうか。

まさにこの車両の意義にぴったりのスペック。
手持ちの部品も考慮に入れてキャリパーブレーキも使用可能。
オールマイティーな一台。    すばらしい案ですね。



BYOB では、基本的に作るフレームのフォーマットはありません。

望むブレーキタイプ、望む変速機構、望むエンドタイプにエンド幅 で製作可能です。

既製品には無くとも必要がある、どんなスペックでもウエルカムです。




オープンクランプのステムも完成し、あとは塗装を待つだけのこの車両。
早くご紹介したいものです。
完成が楽しみ! 

11月のステム製作教室は 18日 日曜日 です。
皆様のご参加をお待ちしております。


そして次の週には おとなとこどもの自転車運動会 秋ヶ瀬バイクロア があります。
BYOB Factory もちょこっとお邪魔させていただきます。

ぜひ当日BYOBな人たちの車両をご覧下さい〜!!




2012年11月2日金曜日

10月のステム教室にて。。 &11月ステム教室の告知

IMG_1994 by BYOB Factory Tokyo
IMG_1994, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.

10月末に開かれた 体験版BYOB「ステム製作教室」。


参加された方のステム、トップの写真のように綺麗に仕上がりました!

何を隠そう、今回の参加者はWakky's Disc Road を製作中の方。
つまりフレーム、フォークを作りきっている方なわけです。

最初から火の扱いもお上手だったこの方ですが、フレーム、フォーク と製作を進めいて行き、最後のステムでは彼の如く文句無しの仕上がり!

「最初にステムの製作で実感をつかんで、その後フレーム製作を!」という、
こちらの思惑とは完全に真逆のプロセスを踏まれましたが、
初めての方でも最後にはここまで綺麗に仕上がるんですね。
僕たちもビックリです。



では 繰り返しにはなりますが、簡単にステム作りの行程を見ていきましょう!


ステムとなる素材は一日で作業が済むよう、こちらである程度加工しています。




まずは素材に中心線を引き、ステムがねじれないための目安とします。
定盤上で真横に一本入れて、、



紙に実物大のステムの絵を描き、突き出しのサイズとその時の実際のパイプの長さを確認します。
クランプと胴部分の角度は下 のように、つきあわせるパイプ径と角度が合うよう設定したテンプレートを使用し、、


ざっくりグラインダーで切り出し、ベルトサンダーと手ヤスリでアールを仕上げていきます。



クランプ部分と胴部分がピッタリ合う事を確認して、、、


ステム用のジグにセット!  タッキング(仮止め)に移っていきます。


その後、本溶接!
流石フレーム製作済み! 手慣れたものですね^^


溶接後のステム。 と溶接眼鏡。
ここからは仕上げです。 ヤスリやベルトサンダーでがんばれば〜




ジャン!!  という感じで下のように完成!です。







どうしてもオープンクランプで製作したい、というこの方。
ボルトの固定部をご自身で作り、最後の取り付けをされるそう。

ここまででまだ3時過ぎ。 流石です。。
残りの時間を固定部の取り付けにまわして、その日は終了。 お疲れさまでした!




そして今月、11月のステム製作教室は、、

 11月18日 日曜日 朝9:00〜   です!


皆様のご参加を楽しみにお待ちしております!



詳細のお問い合わせは

BYOB Factory Tokyo


東京都新宿区中落合 3-29-5 1F

03-6908-3934

byob.factory@gmai.com



までどうぞ。

当日のご見学も合わせてお待ちしております。






2012年10月31日水曜日

Macchi's Mixte-Mini 製作3、4日目

IMG_0996 by BYOB Factory Tokyo
IMG_0996, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.

まるでガンマンの出で立ちのMacchiさん、製作4日目が終了しています。
口元にうっすら浮かべた笑みが素敵です。
先日の投稿のAi's MTBの方と同様、奥様のための車両を製作中。
ミキストの小径車です。


前回の投稿の最後にトップチューブを火曲げする! 
と宣言いたしましたが、今回は都合により断念。。。  ストレートのトップチューブとなりました。


ちなみに2日目はメインチューブのマイタリングを終了し、3日目からの作業ははジグ上で仮止め、本溶接となります。

まず、トップチューブの取り付け位置を確認し、先日パイプから切り出していたシートスリーブをシートチューブにロウ付け。
フラックスを落とし、ある程度に仕上げます。


先日に仕上げてあったトップチューブとシートチューブの縦パイプ2本をジグにセット。
その間に渡されるトップチューブとダウンチューブの突き合わせを追い込んでいきます。

トップチューブが手を離すと落ちる場合は写真のようにクリップで固定します。
アメリカ製の縦型のジグではトップチューブ保持の機能があるものもあります。


トップチューブとダウンチューブがカタカタ動かなくなったところで、仮止めをしましょう〜

フレームの中心線に沿って点止めしていきます。
溶接面が上に来るよう、ジグをまわしながら。。。

定盤上で平行をとる際にバキッととれてしまわない程度にとめましょう。


またもや写真がありませんが、車両も工程も違いますが こんな感じに定盤にセットし、フレームの平行面を確認します。

アライメント(平行)を確認したら前半分のメイン作業、本溶接と参りましょう!!

前三角と言えど、厳密には四角。 4カ所の溶接箇所があります。
熱の入り方の方向が互い違いになるよう、ヘッド側から溶接をスタートします。

プロのビルダーさんの中でも メインフレームの溶接の順番は人それぞれ。
作るフレームや方法により、考え方が現れてくるようです。

落合BYOBではヘッド側のロウ付けから始め、BB、シート とまわしていきます。


一通りロウ付けを済ませ フラックスを落とすと溶金面がこの通り綺麗にでてきます。

3日目の作業はここで終了。
一日でグッと前進したMacchi's Mini 。  4日目は長いヤスリがけが待っています^^



4日目、ロウ付けの済んだ接合箇所を棒ヤスリに平ヤスリ、ベルトサンダーや研磨布をくしし、さっきの溶金面をこのようにピカピカになるまで磨き上げます。
BB回りもこの通り!  お疲れさまでした!

サイクルデザイン専門学校の生徒さんでいらっしゃるMacchiさん、さすがにお上手。
ロウ目が一直線に揃っていますね。  お見事です!


ヘッド回りのフィレット(ヤスリがけ)も済ませ、前半分は完了!
ここからは後ろ半分の製作となります。
まずは チェーンステイとエンドの取り付け&仕上げ。
シングル車の予定のこの車両、エンドはトラックエンドを選ばれました。

まずはステイにエンドの厚みの割りを入れます。
BYOBで用意しているエンドは、 

トラックエンド、MTB用ディスクエンドは6mm厚
ロード用ストドロエンドは4.5mm厚

となっています。


スリ割りを入れるあたりで4日目も終了。
5日目からは、本格的に後ろ半分の製作にかかっていきます。
ちなみに本日が5日目。。  ちらっとだけお見せして、今日はお終い!



9月、10月から続々製作をスタートさせる方がいらっしゃいます。

明日からもお一人。。
意外や意外! BYOBで初のピスト車です。

しかしながらその内容は。。。

続きはブログで!!




2012年10月27日土曜日

Ai's MTB 初日〜3日目の製作

IMG_1021 by BYOB Factory Tokyo
IMG_1021, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.

前回の投稿でもお伝えした、この水曜日に製作をスタートされたお客様。
金曜日までの遅めの夏休みを利用して一気に進めるご予定です。

ちなみにこの方、世田谷の用賀にあるLORO SETAGAYA のスタッフさん。
小径車と折りたたみ車がご専門の自転車屋さんでらっしゃいます。

しかし表題の通り、作られる車両はMTB。
しかもかなり男前仕様のトレイルバイク。 でも、、、お乗りになるのは奥様。

旦那さん、カッコ良すぎます!



では三日間の製作の流れを見ていきましょう〜
(ちょっと長いですがおつきあいください)


まず初日、通常通りジオメトリーとフレームの仕様のご相談から。
何度かご相談に足を運んで頂いたおかげでそこはすんなりと終了。
早速製作に入ります。

普段ですとまず メインチューブのマイタリングから行うのですが、
この方、奥様のための車両ということで、ヘッドチューブにもリングで装飾を入れられることに。

そんなわけで、まずヘッドチューブに巻くリングを一本のパイプから切り出していきます。
上のリングには奥様のお名前とLOVEの文字を模様のようにあしらい、下のリングには寄り添う二つのハート。
細いドリルで輪郭に穴をあけて、写真のような細いヤスリで細かく仕上げていきます。
とっても細かいお仕事。ここまでで一日が過ぎました。



二日目、奥様とお約束されていた加工から。
シートスリーブに奥様のお名前を入れられます。
ヘッドリングよりも格段に細かい”愛”の文字。

横で見ていた僕たちも最初は正直、 諦めるかな? と思っていたのですが、
奥様への強い想いの賜物か見事完成!
オーディエンスからは盛大な拍手が送られました。




完成したリングとスリーブ。
ホントにお疲れさまでした。 すばらしいものを見せて頂きました。
感謝です!

この加工とメインチューブの半分のマイタリングで2日目も終了。
3日目からは5本のチューブと、これらの血と汗の結晶を一つの前三角にしていきます。





3日目 バラバラだった素材を、実際にフレームの形にしていきます。

まずはヘッドチューブにリングをロウ付け。
小さい穴やポケットがロウで埋まらないよう慎重に。。
酸化防止剤のフラックスを塗り、バーナーで温めてリングとヘッドチューブの間にロウをさしていきます。





無事完了!
穴が埋まることも、ロウが溢れることも無く見事な出来映え。 お上手です。
写真がありませんが、フラックスを落とした後ある程度に仕上げします。





ヘッドチューブのフラックスが 落ちる間に、BBにシートチューブをタッキングします。
続いて定盤上でBBに対するシートチューブの水平を確認。
その後ヘッドチューブを仕上げジグにセットします。





ジグ上にヘッドチューブとシートチューブを固定し、トップチューブとダウンチューブをあわせ、カタカタ動かなくなるまで突き合わせを追い込んでいきます。





トップチューブがシートチューブに接合される箇所を確認して、昨日製作した入魂のシートスリーブをシートチューブにロウ付けします。
ヘッドリングの時と同様、ロウが溢れては半日の努力が水の泡。
ロウをさし過ぎて小さいポケットを埋めてしまわないよう慎重に。。



と、こちらも無事完了!
フラックスを落とし、焦げもヤスリで落としてトップの写真ような状態に。

これを見て驚かない人はいないのでは?
ホントにすごい! びっくりです。


そして再度ジグにセットし、タッキング前の最後の確認。
写真はフレームサイズとなるトップチューブの取り付け位置の確認。
水抜き穴をあけるのも忘れずに。



そして前三角の仮止め、タッキングです。
BYOBにて使用しているSunrise cyclesオリジナルジグは360°旋回可能。
ロウ付け箇所に合わせてジグをまわして、フレームの中心線に沿ってちょっとずつロウで止めます。




写真を撮り逃しましたが、本溶接の前に定盤上でフレームのアライメントを確認して、いざ本溶接!

時計は10時を回って終了の時間でしたが、三日間でここまで進める! と決めてらっしゃったお客様。
その意気込みに惚れ、僕たちも喜んで残業させてもらいました。

溶接箇所と順番を確認し、ピンポイントの火でロウ付けしていきます。




途中手こずる箇所もありましたが無事完了!
小物の取り付け、スリーブ、リングのロウ付け とちょっとずつ火を使ってきて、
この頃には火の扱いも手慣れたものでした。

(時間も時間でしたのでw、) 溶接後、その集中力と何より奥様への想いを讃えて乾杯!
三日間本当にお疲れさまでした! 
ともに過ごした僕たちにとってもとても有意義な時間でした。 ありがとうございました。





このフレームより詳しい制作風景はこちらからどうぞ。





実は、、、 
小売り、問屋を問わず、自転車業界の方でフレームをお作りになるのはこちらの方が初めてです。

専門の車種は何であれ、数字や各部の仕様を理解し、そのフレーム一本の意味を自分なりに解釈する。
またそれらを分類し発信する。

ブランド名の暗記だけではない、そんな自転車に携わる人間にとって一番大切なことが、
一本のフレームを作ることから見えてくる。と僕たちは思っています。


たとえ作った車種が何であれ、この方は ここでのご経験を ご自身のショップでのお仕事に活かしてくれるはずです。

「私がコレをお勧めするのはこういう理由で、、、」
説明臭く聞こえる時もあるのでしょうが、その言葉には躍動感があると思います。



「フレームを作ったことがある店員のいる店」

今の日本で それはすごいことだと思います。