2012年5月28日月曜日

第一回ステム教室

昨日の日曜日、ステム制作の教室に2名の方が来られました。





















朝の9時から、休憩もはさんで夕方5時までの制作時間で
アヘッドステムを作っていただきました

制作の中で、パイプのザグリ、溶接、仕上げ、穴あけ、スリ割りなど
フレームを1本を数日かけて作る作業内容を、1日で丸ごと体験できるという

ハンドメイドバイクというものの入り口としては、とても良い機会になると思っています。
















ザグリ



















ロウ付け


















仕上げ





夕方までがんばってもらってできたものが















こちらと



















こちら




しっかりステムとして出来上がっております。



「かわいくて仕方がない♡」

というコメントを残されるくらいに、満足してもらえたようで
こちらも とてもうれしかったです。


初めての試みで、うまく作ってもらえるか心配もありましたが
お客さんも満足してもらえてなによりでした。



今後も月イチくらいのペースで開催していこうと考えています。

こんどはもー少し早くに、開催日など告知するようにしますので
お時間ありましたら、是非どーぞ。





2012年5月23日水曜日

まかない






















昨日の夜遅くに作業していたら、お隣のおばちゃんが
具 盛りだくさんのうどんを持ってきてくれた。

前はカレーを



ものすごい江戸っ子口調の、いいおばちゃん。

ごちそうさまでした。腹にしみました。ありがとうございます。





東京の人間はつめたい と言ったのは誰なんでしょうね


いい人だらけです。

今日も馴染みのステム屋さんに差し入れいただいてしまったり、
ワインをいただいてしまったり


皆さんに元気をいただいております。







元気の出そうなモノ。

タフマンデザイン センタースタンド台座





















使う予定も無く作ったりもしています。




チェーンステイでほぼ隠れてしまうことに気づいたのは
製作後。


縁の下の力持ち 

になってくれるでしょう。




誰も望んでいないもの なんかも作ってます。

望まれたモノも作らしてもらいます。







管理人 かつお















2012年5月18日金曜日

How to make Stems


、、、という訳で、十日後に迫った、BYOB Factory でのステム教室。

一日の日帰りコースで設定されている今回の企画。 
何と言ってもその手軽さが「売り」でございます。
しかしながらその行程の中には、フレーム作りに共通する要素が多々含まれています。 


でも実際、どうやって? 作業内容が把握できないと不安な面もありますよね。
遅ればせながらここで、ステム完成までの流れをご紹介していきます。


では、スタート!

1:マイタリング(ザグリ)

ステムの角度と突き出しに合わせて、ステムの胴部分の素材を突き合わせます。
今回のステム教室では、皆さんにコラム側のマイタリングをしていただきます。
作りたい角度に合わせて素材をカット!
(ハンドル側はカットされたものをご用意します。)


2:バインダーを溶接

続いて、コラム側とハンドル側の素材にクランプのためのバインダーを溶接。
ハンドル側が埋め込み、コラム側がは裏に出た状態になります。


上から差し込まれている細い金色の棒が真鍮ロウ
金属は本当に赤くなるんですね〜

3:ジグにセット

ステム製作用の専用ジグにセット。
ここで素材同士に隙間が出来ないよう、ぴったりと合わせます。
なかなかどうして骨が折れます。 忍耐を持って望んでください笑 


4:タッキング(仮止め)

真鍮ロウ専用のフラックス(酸化防止剤)を全体に塗布し、タッキング(仮止め)
します。  (Tack = 仮縫い、仮止めの意味)
上下左右を止めてサイズが動かないように。。

5:本溶接

さあ、ここまで来たらこの企画のメイン作業、ステムの本溶接です。
ハンドル側の右から始めて、コラム側の左 と始める方向が被らないよう気をつけて。
この作業を如何に綺麗に仕上げるかが、次の行程「仕上げ」の容易さを左右します。




6:仕上げ

手ヤスリで仕上げていきます。 写真のような丸棒ヤスリでスタートして
120番程度の研磨布でフィニッシュ! 時間的には最も長い行程になる方が多い
と思います。


二枚上の写真の状態が下の様になれば完了!
それがどれほどの作業かはやってみてのお楽しみ。 
「自転車作りはヤスリがけと同義」 そう思われるかも??
皆さん、がんばって!!


7:ワリ入れ

ハンドル、コラム側共にクランプのためのワリを入れたら完成間近!
手ノコで一ヶ所につき2回切ってもらいます。
完全に平行に切るのはなかなか難しいですよ〜。 
ご自身の手の器用さが試されるときです。


8:完成!

コラム、ハンドルともに割りを入れたら完成です。
おつかれさまでした〜!!





足早に当日行う作業をご紹介してきました。
もっと詳しい作業風景は こちら でご確認頂けます。
強くイメージすればきっとうまくいくはず!? 


今回のステム教室参加費用、29,800円にはお好みの単色塗装費も含まれています。
2週間後には綺麗にお化粧されて帰ってきますよ。
製作時間中に作業が完了しなかった方向けに、仕上げ代行もさせていただきます(3,150円〜)





今回制作するステムはアヘッドステムのみとなります。
申し訳ありませんが、クイルステムは製作不可となります。

また、ハンドルクランプ径はφ25.4 , 31.8 から、コラムクランプ径はφ25.4 , 28.6 からお選び下さい。


まだご参加人数には少数ですが空きがあります。
 今月末には、BYOB Factory Tokyo にて、世界で1つの特製ステムを是非ご自身の手で作られてみては?

皆様のご参加を心よりお待ちしております。




ステム製作教室  @BYOB Factory Tokyo

5月27日 日曜日

午前の部 9:00〜17:00
午後の部 14:00〜22:00

(参加ご希望の部をお伝え下さい)

参加費用 29,800円 (税、塗装費込み)

お問い合わせはメール、お電話いずれでも結構です。


BYOB Factory Tokyo
tel 03-6908-3934
mail byob.factory@gmail.com
〒161-0032
新宿区中落合3−29−5


2012年5月17日木曜日

fat bike

朽ち果てたと思ってほったらかしにしていたモノから
何か新しいモノが出てきてる。




























ものすごいエネルギー。







さて 今日 制作されていたお客さんは、





















100mm BB。


ファットなモノを履くバイクを制作されてます。

僕自身もファットには少し興味をもっているので
どのように出来上がっていくのか楽しみです。

早く出来上がりが みたいですね





今日はなにかといろんな人が、BYOBに顔をだしてくれて
有意義でした。

見学など、いつでもどうぞ  お気軽に。










にしても、今日のラジオの生島ヒロシ
最高に おもしろかったな



2012年5月15日火曜日

ステム教室の詳細

日時等 決定しました!


これまで何度かお伝えしている

日帰りで製作していただける ステム教室  です。


参加したいという方いましたら、メール等でご予約下さい。

参加人数に限りがあります。今回は先着順とさせていただきます。


















































ステム教室用 サンプル
1"  25.4クランプステム








◯曜日しか参加できない、、けどやってみたい
という方いらっしゃいましたら、一度ご連絡ください。

ある程度人数がそろえば 他の日時でも、と考えていますので

BYOB Factory Tokyo
tel 03-6908-3934
mail byob.factory@gmail.com
〒161−0032
新宿区中落合3−29−5

ステム詳, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.

2012年5月14日月曜日

ステム製作の様子

BYOBのflickrにて、ステム製作の画像を細かくあげております。
















なぜかといいますと、
今後近いうちに、こちらのフレーム製作のレンタルスペースで

「1日、日帰りコースのステム製作教室」

を行う予定でして、 
実際に作る前に、製作行程をイメージしてもらえれば

ということです。


実際にお客様に 作ってもらうステムとほぼ同じ形で、
製作行程順に写真を並べていますので、何となくイメージをもってもらえるかと思います。
(本溶接中の写真は、少しバラバラになってしまってます。すみません)


こちらの準備が済み、開催日時など決まりましたら、こちらにも掲載しますので
興味ある方は、ちょくちょく ここを覗いておいて下さい。


5月中に行えれば!と考えております。



この先に何か行事があるというのは、楽しみなものですね。


どうぞよろしくお願いします。









2012年5月9日水曜日

今日の出来事

ステムを製作するためのプロセスを記録しよう! と
自分で写真を撮りながら作業していたのですが、

が、  途中で手が止まりました。




ちょんぼです。

やり忘れていた作業のとこまで、引き返して
もう一度、忘れてきたものを、拾ってきて
一度とおった道を、もう一度。



まぁ、こんな事をやって、いろんなことを考えていけるようになるんだろう、
などと思い  やっているのです。







引き返しているとこまで撮影したほうが、面白いのだろうか?


2012年5月8日火曜日

レモン。 あのレモンではないですが





















すごくわかりにくいのですが、
興味ない方も多いのでしょうが、

ウチのレモンの木が花を咲かそうとしています。



自分の育てた木でレモンが採れたら、お酒を飲む時や、料理をする時とかに 
もぎ取ってこれるし、いいなぁ、、、、 

と思い 育てて5年目の春。


そして始めて花を咲かすよーです
うれしいし、楽しみ 

そして実が付けば、なお嬉しい。

ほんとに楽しみです。








そして、東京での井戸端会議の議題にもなっている

京都の補陀落山荘。 

こちらはもっと楽しみですね


2012年5月2日水曜日

Sleeve

R0011360 by BYOB Factory Tokyo
R0011360, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.
今のところ BYOB Factory Tokyo にて製作されているフレームは全て、
フィレットブレイズ工法(接合部に真鍮ロウを盛り、整形し仕上げる作り方)で作られています。

ラグド工法(鉄製の継ぎ手を使い接合する方法)よりも自由度の高い設計が可能で、
失敗が少ない事がメリットとなるでしょうか。
(引き換えに重量が重めになりやすく、製作時間が長くなる点もありますが。。)

市場全体で見てもフィレットブレイズのフレームは高価で、ポンっと一本。といける物では無いようです。
それもあってか、「折角だったらフィレットで!」と、皆さんこの工法を選ばれるようです。

塗装後はパイプとパイプの継ぎ目がわからない。 
フィレットのフレームの醍醐味でありますが、全体的にはシンプルな印象に仕上がる事が多いのも事実です。


そこでフレームのトッピングに一花を添えるのが表題の " Sleeve " というわけです。

スリーブとは、シートチューブのトップチューブがつながる箇所に被せ、シートチューブの補強とする部分。
(シートチューブのみでは0.6mm厚しかなく、歪んだり シートポストが止まらなかったり で、極端に製作が難しくなります。)

そして、そこはフレームの中で最も意匠性を発揮できる箇所でもあります。

写真のフレームは作られている方の愛犬、「コツブちゃん」の似顔絵が大胆にあしらわれています。
パグ犬だそうで写真を拝見すると確かににてる!!
愛犬に対する愛情がひしひしと伝わってきます。


トラディショナルなポイントスタイル、ご自身のトレードマーク、はたまた家紋など。
制作者の個性と、何よりも自身のフレームへの愛情をSleeveに託してもらえたら、と思います。



ちなみに僕(Sunrise cycles 高井)のフレームで多いのは、それなりにトラディショナルなポイントスタイル。
「曲線と直線の混在する形」というのをモットーにしています。
ご参考になれば幸いです。。


身近な日本の方々の動きにより、アメリカで作られるフレームを見る機会がグッと増えた昨今。
そこにどんな個性がこもっているか、スリーブ中心に見てみるのも面白いのでは??
(ペレイラのひょうたん(?)形とか。。)