2012年10月31日水曜日

Macchi's Mixte-Mini 製作3、4日目

IMG_0996 by BYOB Factory Tokyo
IMG_0996, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.

まるでガンマンの出で立ちのMacchiさん、製作4日目が終了しています。
口元にうっすら浮かべた笑みが素敵です。
先日の投稿のAi's MTBの方と同様、奥様のための車両を製作中。
ミキストの小径車です。


前回の投稿の最後にトップチューブを火曲げする! 
と宣言いたしましたが、今回は都合により断念。。。  ストレートのトップチューブとなりました。


ちなみに2日目はメインチューブのマイタリングを終了し、3日目からの作業ははジグ上で仮止め、本溶接となります。

まず、トップチューブの取り付け位置を確認し、先日パイプから切り出していたシートスリーブをシートチューブにロウ付け
フラックスを落とし、ある程度に仕上げます。


先日に仕上げてあったトップチューブとシートチューブの縦パイプ2本をジグにセット
その間に渡されるトップチューブとダウンチューブの突き合わせを追い込んでいきます。

トップチューブが手を離すと落ちる場合は写真のようにクリップで固定します。
アメリカ製の縦型のジグではトップチューブ保持の機能があるものもあります。


トップチューブとダウンチューブがカタカタ動かなくなったところで、仮止めをしましょう〜

フレームの中心線に沿って点止めしていきます。
溶接面が上に来るよう、ジグをまわしながら。。。

定盤上で平行をとる際にバキッととれてしまわない程度にとめましょう。


またもや写真がありませんが、車両も工程も違いますが こんな感じに定盤にセットし、フレームの平行面を確認します。

アライメント(平行)を確認したら前半分のメイン作業、本溶接と参りましょう!!

前三角と言えど、厳密には四角。 4カ所の溶接箇所があります。
熱の入り方の方向が互い違いになるよう、ヘッド側から溶接をスタートします。

プロのビルダーさんの中でも メインフレームの溶接の順番は人それぞれ。
作るフレームや方法により、考え方が現れてくるようです。

落合BYOBではヘッド側のロウ付けから始め、BB、シート とまわしていきます。


一通りロウ付けを済ませ フラックスを落とすと溶金面がこの通り綺麗にでてきます。

3日目の作業はここで終了。
一日でグッと前進したMacchi's Mini 。  4日目は長いヤスリがけが待っています^^



4日目、ロウ付けの済んだ接合箇所を棒ヤスリに平ヤスリ、ベルトサンダーや研磨布をくしし、さっきの溶金面をこのようにピカピカになるまで磨き上げます。
BB回りもこの通り!  お疲れさまでした!

サイクルデザイン専門学校の生徒さんでいらっしゃるMacchiさん、さすがにお上手。
ロウ目が一直線に揃っていますね。  お見事です!


ヘッド回りのフィレット(ヤスリがけ)も済ませ、前半分は完了!
ここからは後ろ半分の製作となります。
まずは チェーンステイとエンドの取り付け&仕上げ。
シングル車の予定のこの車両、エンドはトラックエンドを選ばれました。

まずはステイにエンドの厚みの割りを入れます。
BYOBで用意しているエンドは、 

トラックエンド、MTB用ディスクエンドは6mm厚
ロード用ストドロエンドは4.5mm厚

となっています。


スリ割りを入れるあたりで4日目も終了。
5日目からは、本格的に後ろ半分の製作にかかっていきます。
ちなみに本日が5日目。。  ちらっとだけお見せして、今日はお終い!



9月、10月から続々製作をスタートさせる方がいらっしゃいます。

明日からもお一人。。
意外や意外! BYOBで初のピスト車です。

しかしながらその内容は。。。

続きはブログで!!




2012年10月27日土曜日

Ai's MTB 初日〜3日目の製作

IMG_1021 by BYOB Factory Tokyo
IMG_1021, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.

前回の投稿でもお伝えした、この水曜日に製作をスタートされたお客様。
金曜日までの遅めの夏休みを利用して一気に進めるご予定です。

ちなみにこの方、世田谷の用賀にあるLORO SETAGAYA のスタッフさん。
小径車と折りたたみ車がご専門の自転車屋さんでらっしゃいます。

しかし表題の通り、作られる車両はMTB。
しかもかなり男前仕様のトレイルバイク。 でも、、、お乗りになるのは奥様。

旦那さん、カッコ良すぎます!



では三日間の製作の流れを見ていきましょう〜
(ちょっと長いですがおつきあいください)


まず初日、通常通りジオメトリーとフレームの仕様のご相談から。
何度かご相談に足を運んで頂いたおかげでそこはすんなりと終了。
早速製作に入ります。

普段ですとまず メインチューブのマイタリングから行うのですが、
この方、奥様のための車両ということで、ヘッドチューブにもリングで装飾を入れられることに。

そんなわけで、まずヘッドチューブに巻くリングを一本のパイプから切り出していきます。
上のリングには奥様のお名前とLOVEの文字を模様のようにあしらい、下のリングには寄り添う二つのハート。
細いドリルで輪郭に穴をあけて、写真のような細いヤスリで細かく仕上げていきます。
とっても細かいお仕事。ここまでで一日が過ぎました。



二日目、奥様とお約束されていた加工から。
シートスリーブに奥様のお名前を入れられます。
ヘッドリングよりも格段に細かい”愛”の文字。

横で見ていた僕たちも最初は正直、 諦めるかな? と思っていたのですが、
奥様への強い想いの賜物か見事完成!
オーディエンスからは盛大な拍手が送られました。




完成したリングとスリーブ。
ホントにお疲れさまでした。 すばらしいものを見せて頂きました。
感謝です!

この加工とメインチューブの半分のマイタリングで2日目も終了。
3日目からは5本のチューブと、これらの血と汗の結晶を一つの前三角にしていきます。





3日目 バラバラだった素材を、実際にフレームの形にしていきます。

まずはヘッドチューブにリングをロウ付け。
小さい穴やポケットがロウで埋まらないよう慎重に。。
酸化防止剤のフラックスを塗り、バーナーで温めてリングとヘッドチューブの間にロウをさしていきます。





無事完了!
穴が埋まることも、ロウが溢れることも無く見事な出来映え。 お上手です。
写真がありませんが、フラックスを落とした後ある程度に仕上げします。





ヘッドチューブのフラックスが 落ちる間に、BBにシートチューブをタッキングします。
続いて定盤上でBBに対するシートチューブの水平を確認。
その後ヘッドチューブを仕上げジグにセットします。





ジグ上にヘッドチューブとシートチューブを固定し、トップチューブとダウンチューブをあわせ、カタカタ動かなくなるまで突き合わせを追い込んでいきます。





トップチューブがシートチューブに接合される箇所を確認して、昨日製作した入魂のシートスリーブをシートチューブにロウ付けします。
ヘッドリングの時と同様、ロウが溢れては半日の努力が水の泡。
ロウをさし過ぎて小さいポケットを埋めてしまわないよう慎重に。。



と、こちらも無事完了!
フラックスを落とし、焦げもヤスリで落としてトップの写真ような状態に。

これを見て驚かない人はいないのでは?
ホントにすごい! びっくりです。


そして再度ジグにセットし、タッキング前の最後の確認。
写真はフレームサイズとなるトップチューブの取り付け位置の確認。
水抜き穴をあけるのも忘れずに。



そして前三角の仮止め、タッキングです。
BYOBにて使用しているSunrise cyclesオリジナルジグは360°旋回可能。
ロウ付け箇所に合わせてジグをまわして、フレームの中心線に沿ってちょっとずつロウで止めます。




写真を撮り逃しましたが、本溶接の前に定盤上でフレームのアライメントを確認して、いざ本溶接!

時計は10時を回って終了の時間でしたが、三日間でここまで進める! と決めてらっしゃったお客様。
その意気込みに惚れ、僕たちも喜んで残業させてもらいました。

溶接箇所と順番を確認し、ピンポイントの火でロウ付けしていきます。




途中手こずる箇所もありましたが無事完了!
小物の取り付け、スリーブ、リングのロウ付け とちょっとずつ火を使ってきて、
この頃には火の扱いも手慣れたものでした。

(時間も時間でしたのでw、) 溶接後、その集中力と何より奥様への想いを讃えて乾杯!
三日間本当にお疲れさまでした! 
ともに過ごした僕たちにとってもとても有意義な時間でした。 ありがとうございました。





このフレームより詳しい制作風景はこちらからどうぞ。





実は、、、 
小売り、問屋を問わず、自転車業界の方でフレームをお作りになるのはこちらの方が初めてです。

専門の車種は何であれ、数字や各部の仕様を理解し、そのフレーム一本の意味を自分なりに解釈する。
またそれらを分類し発信する。

ブランド名の暗記だけではない、そんな自転車に携わる人間にとって一番大切なことが、
一本のフレームを作ることから見えてくる。と僕たちは思っています。


たとえ作った車種が何であれ、この方は ここでのご経験を ご自身のショップでのお仕事に活かしてくれるはずです。

「私がコレをお勧めするのはこういう理由で、、、」
説明臭く聞こえる時もあるのでしょうが、その言葉には躍動感があると思います。



「フレームを作ったことがある店員のいる店」

今の日本で それはすごいことだと思います。


2012年10月24日水曜日

今日からスタート! の方の車両のご紹介

IMG_0986 by BYOB Factory Tokyo
IMG_0986, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.

すっかり秋らしくなり、日も短くなってきました。
BYOBの現場も涼しく作業するにはもってこいの季節です。

個人的には寒いのは苦にならないほうなので、これからの季節はありがたいです。


本日、新たに製作をスタートされたお客様がお一人。

先日のMacchi's Mixte Mini を作られているMaccchiさん同様、奥様のための車両を作られます。
なんでも 「マニュアルがし易い、26"のMTBを」 とのこと。。
それが奥様のご要望だそうで、なんとアクティブな方でしょう。 素晴らしいですね。

初日の今日、午前中は入念な仕様とサイズのご相談。
その後ヘッドのリングやシートチューブのスリーブのデザインを検討し、午後一、リングの製作を開始。  
夕方にはトップの写真のようなキュートなリングが出来ていました。

読めましたか?  L O V E  の文字が。 向こう側には奥様のお名前が 。。
照れてしまいますね^^

奥様にとっては最高のジュエリーになるのでは?
なんと幸せな奥様でしょうか。

近い将来、誕生日プレゼントにフレームを作る とか、
10年目の結婚記念日には自作フレームを。 みたいなことが常識になるようがんばろう!
と、思うのであります。



この方、世田谷の用賀にございます、小径車、リカンベントの専門店 LORO SETAGAYA にお勤めだそう。

実際のフレーム作りを通して、自身の自転車スキルを高めたい。
と、僕たちにとっても とても嬉しいことを仰っておられました。

いろんな自転車との接し方がありますね。
出来上がりがとても楽しみです!



また、本日はMacchiさんが3日目。
今現在、前三角の仮止めが完了。 
トップの曲げは断念されました。 それはそれ! 臨機応変にいきましょう!

詳しい進行具合はまた改めて。
そんなには待てない! という方はこちらから、写真だけでもご覧下さい。


2012年10月22日月曜日

BYOBの現在のラインアップ

ただいま、落合BYOBで作られているフレームのご紹介です。

写真は、BYOB店内の様子。 前半分のフレームの保管場所です。
後ろが生えた車両も見えますが、なんといずれもMTBです。

しかしその内容は FATや、26”のホリゾンタルトップ、はたまたダブルクラウンを使用するフレーム。
と、それぞれ望む形は様々のようです。


今のところ写真の5台の中で一番進んでいるのは、一番左のチェーンステイが付いている車両。
26”のホリゾンタルトップのシングルスピード。
26"x2.35のタイヤを使えるリアセンター410mm!!(とても短い設定)のツーリング車です。
加えて44Tのフロントギアを使うので、チェーンステイのギアの逃がしも大胆にいれています。

タイヤはSchwalbeのファットフランクのブラウン。フェンダーも取り付けられるようダボも付ける予定。
ブルックスの革サドルも外せないアイテムですね。

でもハンドルバーはHバーのご予定だそう。
太いタイヤと相まって現代版のイメージをぐっと引き立ててくれそうです。
加えて、ハンドルも作るか悩んでおられます。
やっぱりフレーム同色で攻めたいところ?  妄想は広がりますね^^

とても具体的にパーツ構成を組んでこられたお客様。
部品が決まっていると計画を立てやすいですよね。


そうでない方もご心配なく!
製作のスタートの段階で使われる部品や、変速やブレーキの種類のご希望をお伺いしております。

もちろん具体的なイメージは無くても、車両の使い方やご要望に添うスペックをご提案しています。
作りたい気持ちさえあればそれで十分です。

部品のご注文、組み立てなど通常の自転車店と同じようにご対応させて頂きます。

例えば「このハンドルバーを使いたい!」 とか、「内装ギアの車両が欲しい!」とか、
何か一つの部品の要望があれば、そこから一緒にフレームのイメージを膨らませましょう!
Bike CADを使い、実際のサイズ感や色目のイメージなどをシュミレートします。
視覚的に確認できるのはやはり心強いですよね。


一つの部品や使い方、それからだけでも自転車は生まれてきますよ。
みなさんの外せない思い、部品を教えてください。
ご相談、ご見学お待ちしています。




先ほどご紹介した、Bike CAD 。 僕たちはもちろん、日本でも多くのビルダーさんが使用している本格的なソフトです。
一枚の図面に一本作るすべての要素が自動ででてきます。
今となってはビルダーのマストアイテムといっても過言ではないのでしょうか。

機能は減りますが、Web盤もあります。
トライしてみてはいかがでしょうか??  
下記リンクよりどうぞ。

http://www.bikecad.ca/quickapplet


BYOB Factory Tokyo


161-0032

東京都新宿区中落合 3-29-5 1F

03-6908-3934

byob.factory@gmail.com




2012年10月19日金曜日

実用主義

IMG_0919 by BYOB Factory Tokyo
IMG_0919, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.

表題のことって、きっとこのことだと思います。

ここ数週間、日を詰めておいでのこちらの方、臨時要員でとはいえ都内を走るメッセンジャーさん。

キャリパーブレーキとディスクブレーキ兼用の700x23cマックスのロードフレームを製作中。
そんなフォークは無いので、もちろん同スペックのフォークも製作。

身長165cm のこの方。
仮想トップ長(ホリゾンタルトップ長)520mm 、シートチューブ長(BBセンターからトップチューブ上端)480mm
体格からすれば普通のサイズのロードフレームを作っています。

通常、小柄なロードフレームでは、トップチューブ上のアウター受けをパイプ上部寄りにつけるのがワイヤーの取り回し的に一般なのですが、それではお仕事中に極めて難があるとか。。

トップアウター受けの位置を本当に真剣に考えておられました。
使う状況を考えて仕様を決める。
まさにご自身の「お仕事スペシャル車両」を作っておられます。
Needs とは正にこのことですね。


本日からフォークの製作に入られたこちらの方。

トータルの完成日数がいかほどになるか、乞うご期待! です。

2012年10月18日木曜日

Macchi's Mixte-Mini 初日、2日目

奥様の為に制作。というお客様の車両のヘッドリング、シートのスリーブです。 喜ぶ姿を期待しながら制作していることでしょう by BYOB Factory Tokyo


この前の日曜日、10/14日から製作をスタートされたお客様がおられます。
なんと奥様のための車両を作られるとのこと。 愛妻家でいらっしゃいますね。

聞けばこの方、BYOB Factoryと時を同じくして開講した、サイクルデザイン専門学校の生徒さんだとか。
納得、確かに一台の仕上がりイメージの完成度が高いです。


手と愛情をかけて作る奥様号、せっかくですので製作の模様を回を分けてお伝えしていきたいと思います。

では、参りましょう!






普通ならジオメトリーの決定からスタートとなるのですが、そこはさすが現役の方、ご自身で数字を決めておいででした。
奥様の体格と使い方に合わせての数字に、こちらからもちょっとだけ意見を入れさせてもらって製作スタート!


今回は太いタイヤの仕様も考え、20"ホイール(ETRTO406) の小径ミキストの車両。
ヘッドチューブが長いため、ヘッドセットの入る上と下に補強のリングを入れます。
(トップ写真右の2つ)
あわせてシートチューブとトップチューブの接合部にかぶせるスリーブも製作。

頭文字のMをモチーフにした、ポインティーなイメージが特徴的ですね。 クールです!




そしてリングができたら、ヘッドチューブにロウ付けし、仕上げ。
ヘッドチューブを先に完成させてしまいます。
(写真が逆さ。。失礼)

一日目はここで終了。次からが二日目です。





二日目、ヘッドチューブができたので、メインチューブのマイタリング(ザグリ)をします。
まずはシートチューブのBBとの接合箇所から。
写真のようなテンプレートを使用し、アールを作っていきます。





BBと隙間無く直角にできたところで、BBとシートチューブをタッキング(仮止め)します。



仮止め後、定盤上でBBとの水平を確認し(写真無し)、次のダウンチューブのマイタリングへ。




トップとダウンチューブはダブルバテッド管。
パイプ肉厚が真ん中だけ薄くなり、両端は厚くできています。
写真のように覗いて、そのバテッド位置(薄くなりだす位置)を確認して、パイプをどこで切るか決めます。
(どっちがお客さんか分かりませんね、右がお客様、左は管理人のカツオ君です)




シートチューブの時と同じようにテンプレートを使い、ざっくり切ります。
その後、実際に沿わせる素材を合わせて、アールを隙間無く追い込んでいきます。

最終的にぴったり合わせるのはジグの上で行いますので、ここではそこそこに。
「短いよりは長い方がいいですよ」 と、お伝えもして。。






と、二日目もここで終了。 おつかれさまでした!

三日目の作業は何から? 
図面のトップチューブをよくご覧下さい。
ベンドトップです。

火曲げに挑戦されます! どうなるのでしょう。
BYOBでチューブをまげて作るのは、Toshimax's FatBike 以来、お二人目!
次回が楽しみです!

その後は、トップチューブのマイタリング、シートスリーブのロウ付け、ボトルボスなど、小物の取り付け、、、  と続きます。

前半分が仮止めされるのは、4日目になるでしょうか。
ホントに手の込んだ車両です。  

奥様は幸せな方ですね^^

制作風景はこちらからもより細かくご覧いただけます。

(表題にあります"Macchi"はご自身のブランド名にされるお名前だそう。
 サイクルデザイン学校の方も実践的でおられますね。なんだかうれしくなります!)



下は今現在(10/18AM)の様子。
臨時要員とはいえ現役のメッセンジャーさんが作られる、Wakky's Disc Road。
最後の小物取り付けに入っています。
フォークも作られるこちらの方、完成は間近ですね!

もう一息! がんばって参りましょう!






 新宿落合の BYOB Factory Tokyo 。
ご見学やご相談、いつでもお受けしております。

お気軽にお問い合わせ、ご来訪ください。
お待ちしております。



BYOB Factory Tokyo


161-0032

東京都新宿区中落合 3-29-5 1F

03-6908-3934

byob.factory@gmail.com

















2012年10月17日水曜日

BGM

IMG_0901 by BYOB Factory Tokyo
IMG_0901, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.

重要ですよね。

何でも店のBGMにより2回目来店するかしないか決める人が40%いる、という統計まであるそうで。。。

BYOB FactoryではBGMはもっぱらネットラジオorDJミックスです。
ジャンルだけ選べば終わらない音源。 CDが売れないのもうなづけてしまいますね。

個人的にはテクノやハウスをフルコーラス聴くのはナンセンス
と思ってしまうので、もちろんDJセット万歳派です。

そんな訳でいつもMixcloud。
終わらない音源どころか終わらないDJセット。 もう何もいりません笑。

しかし最近はそんなところでもFaceBookとリンクしてSNSになっている(表現が正しいかは分かりません)んですね〜。

誰がどんな音楽が好きか、会わずして知れる。
それに対していろんなご意見はあるのでしょうけど、初めて訪れたBYOBでお好みのBGMと共に作業できる。
良いことだと思います。

そんな訳で Follow Me!   ってなお話でした。
登録されていない方もこれを機会に始めて見られては?
よりライブ感のあるBYOBの情景が上がっては消え上がっては消え します。
下記リンクよりどうぞ!


FaceBook  http://www.facebook.com/byob.fac

Twitter  https://twitter.com/BYOBFactory

Flickr   http://www.flickr.com/photos/byob_factory/

Mixcloud  http://www.mixcloud.com/byobfactory/




こうして並べてみると、URLに一貫性が無いですね。。苦笑
てか、もう一つのSNSにしといてくれよ って思わなくもないです笑。







2012年10月16日火曜日

完成した車両のご紹介 二台目!

IMG_0880 by BYOB Factory Tokyo
IMG_0880, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.

先週の日曜日に開かれた完成おめでとうパーティーでお披露目となった車両のご紹介。
皆様お待ちかね?の2台目です!

以前の投稿でもその後ろ姿をご紹介しておりました、こちらの車両。
晴れて全体像&ディテールのご紹介です。


パッと見から、目を引くクリアコートのロウフィニッシュ仕上げ。
鉄色と真鍮のロウ目のコントラストが美しい、フィレットブレイズのこちらの一台。

KOTUBU's SSCX (ユル乗り仕様w)です。 (”コツブ”は飼ってらっしゃるパグ犬のお名前)



製作スタートは4月の始め、BYOBオープンとほぼ同時です。

まずはジオメトリーの決定から。
秋ヶ瀬バイクロア2に出場を予定されており、作る車種はレースでも使用するシングルクロス車 とお決めでした。
海外のフレームに見るような大柄な印象の車両をイメージし、ヘッドチューブの伸びたフレームワークを企画。
跨ぎ位置なども実際の股下より長く、可能な限り縦に大きくサイズを取られました。

既製品を買う時には決して勧められることの無いサイズ。
でもそこは自分の理想を極限まで投影することができるセルフメイド。 
そこにオーナー様の決意のようなものが強く籠り、見る者にその存在を強く主張するのだと思います。



もともとお持ちだった PAULのRacer ブレーキやPAUL 130mmシングルハブなど、
使用するパーツの前提をまず確認し、エンド幅や必要なフレーム小物などを決定していきます。
使用する部品が決まっている以上、必要な小物もすぐに決まっていきます。
楽しいのはここから。その小物を”どう”作るのか。

ワイヤーの中通しの入り口には飾り穴。cicli KATSUO の影響でしょうかw キュートです。
ブレーキのアウター受けは最後まで悩み抜き、このような個性的な姿に。 キュートです。

最終的な全体を想像しながら、細部を決め込んでいく。 
なかなかに難しいことかも知れません。 しかし、そこはご自身の車両。
やりがいがある、と思いませんか?


さあ、一気に参りましょう!

シンプルな印象のフレームの中に、皆様個性的な意匠を込められるシートチューブのスリーブ。
この方はフレームの名前にもなっている、愛犬のコツブちゃんの顔があしらわれています。

コツブちゃんの顔の上、シートステイの取り付け位置をできるだけ上に設定し、大柄な印象の演出に一役買っています。
また、シートステイのブリッジはUブレーキのラインに合わせてアールをつけ、リアビューの一体感を更に高めています。
ブレーキ台座はもちろん 直付け。 不要な部品は使いません。

ステム教室で製作した溶接顔ステムの胴からはアウター受けが伸び、市販のアウター受けは使わずにUブレーキを引きます。
全体像の統一感の高さは、こういった細かい細部の積み重ねで生まれるんですね。

SOMA's Fixed Mini と同じく、フォークの肩をアールに仕上げ、シートステイの蓋と印象を合わせています。
この一手間も然り、仕上がりの印象が違います。



きっとこの他にも製作者にしか解らない細かいコダワリや、イメージがそこかしこに有るのだと思います。

最後にこの場をともに企画した面々のマークをご自身のフレームの塗装に入れて頂くという、とてもうれしいプレゼント付き。
お礼を言わなくてはいけないのはこちらなのに、とてもとてもありがたいです。
本当にありがとうございます!!


この方で、製作の期間は2週間ちょっととステム教室1日。
やはりこれほどの仕上げ、お時間をかけてらっしゃいました。


きっと「もういいか。。」 「いや、もうちょっと!」 とご自身の中でせめぎ合いがあったことでしょう。

こんなに素晴らしい車両を完成させたられたことを、心からお祝いいたします!
おめでとうございます!

仕上がり後、さっそくお仲間で狭山湖に乗りに出掛けられたそう。
その後の写真撮影では、乗り出してすぐご自身の手足となった! とおっしゃっていました。
そしてこのポーズ! 全身で喜びを表現してくださりました。
僕たちも行きたかった!!

これから作られる方はどんなポーズを見せてくれるのでしょうか。 楽しみです!
そしてこの方、早くも2台目のご予定も!? こちらも楽しみ!


東京の西の方にお住まいのこの方、行きつけのショップさんは埼玉県志木市のサイクルボーイさん、BYOBのフライヤーを届けて頂きました。
サイクルボーイさんにお立ち寄りの際はぜひご覧になってみてください。
サイクルボーイさん、ありがとうございます!




追記

KOTUBU's SSCX の詳細をFlickrのセットにまとめています。
製作スタートから細かく追っています。
ぜひご覧になってください。







2012年10月13日土曜日

KAOSTEM 再販!

かお by BYOB Factory Tokyo
かお, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.

その あまりの多工程&厳格すぎる製品管理のため(?)一度販売を終了していた、KASTEM PRODUCTION 製 KAOSTE(顔ステム)。

なんと!このたび再販となった模様! 
きっとたくさんご要望をいただかれたのでしょうね。
おめでとうございます!
(詳細は顔ステムさんのブログへどうぞ。)


実は、その KAOSTEM PRODUCTION と当BYOB Factory はとても深い完成にあります。
というのも、現場で使っているフレームジグ(治具)は、僕たちとKAOSTEM PRODUCTIONとの共同製作品なのです。

彼らは生半可な精度のハンドルは取り付けさえも許されない、高い製品精度を持っているからこそ、僕たちはなんの疑問も無く現場の象徴たるJIGの製産をお願いできるというもの。
事実、極めて正確に作られています。  そのお話はとても長くなるのでまた後日。



写真を見て、おや? と思われたあなた。  その通りです。 
写真のステムは、今回再販される切削ボディの通常の顔ステムではありません。

ハンドルクランプの部分が顔ステム製、ボディは体験版BYOB、ステム製作教室で作られた物。

いわば溶接KAOSTEM なのです。


今後、ステム教室の選択肢に入れるべく、目下サイズ等を調整中。
もちょっとスマートにして、軽量化の予定です。
顔ステム欲しいけどサイズが合わない、、、 そんな方には此れしか有りませんね!
ご期待ください!


まだ日本で数少ない溶接顔ステムがついたこの車両。
BYOB made 2台目のKOTUBUさんの車両
完成後の写真点数がちょっと少なく、、、再度撮影の後ご紹介します〜  こちらもお楽しみに!


10/28日のステム製作教室、まだ空きがありますよ〜



BYOB Factory Tokyo


161-0032

東京都新宿区中落合 3-29-5 1F

03-6908-3934

byob.factory@gmail.com

までお問い合わせ下さい。
ご予約お待ちしております!




2012年10月11日木曜日

10月のステム教室開催のご案内

IMG_0845 by BYOB Factory Tokyo
IMG_0845, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.

と、いうわけで 10月開催のステム製作教室のご案内です!
先日完成した車両のご紹介はちょっと休憩。 改めてじっくりと。。



ステム製作教室とは。。。

エイ出版のムック本 ”スチールバイクフリーク”(p74~p79)でも大きく取り上げられ、
「That's Entertainment !!」 と高く評価頂いた、言わばBYOBの体験版です。

簡単に言えば、写真のようなクロモリ溶接ステムを一日で作ってみよう! という企画。
今月も恒例の最終日曜 10月 28日 に開催いたします。

ご参加までの流れとしましては、事前にご予約頂き、

同時にご希望の

1:ハンドルクランプサイズ (φ22.2 or φ25.4 or φ31.8)
2:コラムサイズ (1" or 1-1/8")
3:突き出し (任意)
4:角度 (任意)

をお伝えください。

こちらで部材を用意&作業が一日で済むよう一定の加工をした上で、当日作業にかかっていただきます。

(実際の作業の手順は過去の投稿をご覧ください。
さらに詳しい内容はこちらからどうぞ。スライドショーでご覧に成ることをお勧めいたします。)

当日は朝9時スタートから18時まで の約8時間の作業。
もちろん、作業される方の手の早さによってきますが、19時前に終了となる方が多いようです。

「欲しいサイズ、角度のステムが見つからない。」 そんな方はもとより、
「いきなりフレームを作り出すのはちょっと。。」 そういった方にこそ来て頂きたい
まさに体験版BYOB。

なぜならステム作りには
パイプ同士の突き合わせや、小物の取り付け、仕上げのヤスリがけ など、
自転車のフレームを作る要素がギュッと濃縮されているからです。

事実、ステムを製作された後にフレームを作られる方の割合は極めて高いですよ。
みなさん、手応えを感じてらっしゃるのでしょう。
とてもうれしいことです。

基本、製作後はビールを飲みながらの親睦会となりますw。
その折にぜひ、そのステムを使うフレームの構想をお聞かせください。


気になる料金は塗装費(ソリッド単色)込みの29,800円 となっております。
カンチ用アウター受けの取り付け等、カスタマイズのご要望もお受けしております。
また、別途料金で仕上げのヤスリがけ代行もさせていただきます。
(未だ誰もご利用にはなっておりませんが。。。皆様「自身で作るんだ!」という気概をお持ちですね)

また設備の関係上、一日の定員は2名までとなっております。
定員オーバーの際は21日の開催も検討いたしますが、お早めのご予約をよろしくお願いいたします。

皆様からのご予約、お問い合わせを心よりお待ちしております!



また、昨日とてもうれしいことが。。

ここ、BYOB Factory Tokyo のことを阿佐ヶ谷にございます、狸サイクルさん(リ サイクルさんとお読みします)が、ご自身のブログでご紹介くださいました。

僕たちが書くよりも格段正確にこの現場の意義を突いたその内容に、感謝の言葉もありません。

自分の手で作ることが楽しい! そう思える環境を提供できれば。
まさに僕たちの思いそのものです。

ご紹介頂き誠にありがとうございました!
この場の趣旨にご賛同頂けて、本当にうれしい限りです。









2012年10月10日水曜日

完成した車両のご紹介! 一台目

IMG_0844 by BYOB Factory Tokyo
IMG_0844, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.

先日の完成おめでとうパーティー 主役の一台目のご紹介です。


レッドアルマイトの部品が目にも鮮やかなシングルギアのミニベロ。
元メッセンジャーの方がお作りになりました。

「メッセンジャー時分とは違い、効率だけのために乗るのではない」

仕様やジオメトリーを決める際に一番大切にされたコンセプトがソレでした。

乗り馴れた固定ギアで、ゆったりとクルーズ。  そんな休日仕様なFixed Miniです。


では、一台をじっくり見ていきたいと思います。

まず小径特有のクイックなハンドリングを、寝気味なヘッド角と短めのフォークレイクで良い具合に殺し直進性を優先。
スキッドも踏みやすいよう、リアセンターを長くとられました。

35mm幅の太いタイヤも楽々入るよう、ロングリーチのキャリパーブレーキ仕様。
ワイヤーもベアタイプのアウター受けで至ってスタンダードな印象です。

が、、 ロード用リアブレーキブリッジでは長さが足らず、パイプを被せラグ風に仕上げブリッジをカスタマイズしています。

困った、どうしよう。。 
から一転、ブリッジがシンプルな印象のフレームのハイライトになっています。
リアビューに良いスパイスを加えてくれていますよね。

月末恒例のステム教室で製作した同色の塗装ステムが、一台の完成度の高さに大きく貢献していますね。
角度もトップチューブに合わせて水平設定。
ミニベロにおいて、市販のステムで角度を完全にフレームに合わすのは、よほどの幸運がない限り無理でしょう。
エクセレント!!

3ピース構造のフォーククラウンも、フィレット仕上げの一台の印象を壊さず車影にとけ込んでいます。

フォークの肩の蓋と、シートステイの蓋の形状をアールで合わして印象を統一されているあたりも秀逸!

そして最後の仕上げにヘッドバッジ取り付け!
でも、、 長いヘッドチューブにバッジをつけるとちょっとアンバランス?
ということで、バッジはトップチューブに。
ヒネリが利いて、とても個性的。 素敵です。


全体の印象は至ってシンプル。
でもざっとあげただけでも、これほどにこだわり満載。

きっと、フレームの部分部分を見て、そのときに思った事や大変だった思いを、まさにSOMA灯のように思い出される事でしょう。

それほどに 自身で作る ということは、一台に対する愛情の深さを全く別物にする力があります。


こちらの方で、トータルの製作期間は 1週間とステム教室一日。
平均的な日数ですね。

金額的な目安としてはフレーム、フォーク、ステムで21万円程度(塗装込み)。
高いと思うか安いと思うかは読む人次第。


ミニベロでもロードでもピストでも、基本的な製作プロセスは共通です。
シンプルにするか凝った造作を入れるかはもちろん、お客様次第。
ご要望に添った形をご自身の手でどうぞ。


一早く誕生した完成車と、ご満足のオーナー様を見ると僕たちもとても喜ばしくなります。
S様、心よりお礼申し上げます。

本当におめでとうございます!



この車両の詳細画像はこちらからどうぞ。

ご質問などはお気軽にお問い合わせ下さい。

2012年10月9日火曜日

おつかれさまパーティー

IMG_0822 by BYOB Factory Tokyo

IMG_0822, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.

でした。
この前の日曜日のことです。

集まった3台の完成車。
いずれも劣らぬ個性的な車両ばかりです。


20インチの小径シングル車

クリア塗装仕上げが美しいシングルクロス

そして、モーターバイク用のリムとタイヤを使ったFAT- mini


それぞれの車両に、それぞれの思いと理想を込めて作られています。


自分が作ったフレーム、車両に乗る。

贅沢。 極めて。

その一言につきると思います。

確かに、はるかに安い完成車もあるでしょう。
きっと、自転車が欲しいだけならそれを”買う”のも良いのでしょう。

僕たちが提案するのは、物がその形を成すには過程が有るということです。

どちらが良い悪いではなく、自分で作った自転車と買った完成車に対する愛情は全くの別物でしょう。

きっとこの3台のオーナー様にとって、それぞれの自転車は自転車以上の意味を持っていると思います。
幸せなことだと思います。



それぞれの細かい仕様もご紹介していきます。
こちらもお楽しみに〜

当日BYOBにお越し下さいました皆様、本当にありがとうございました。
そして3名の方、本当におめでとうございます! お疲れさまでした。

今後も3台完成するごとに おめでとうパーティーをしていきたいと思います。

次の回にはぜひあなたの車両を展示させてください。
あなたの個性を見せてください。
楽しみにしております。

2012年10月6日土曜日

Build your own ...

BYOBにていち早くフレームを完成させたお客様。。

本日はそのフレームで使用するホイールを、ご自身の手で組まれておりました。
言わば BYOW ですねw

実際に行うまでは、「できるのかな〜?」 と自身無さげなご様子。

いざ始めれば意外と?さくっとこなされて、さすがはBYOBな人。
「成せば成る」 の精神が根底に根付いておられます。

フレームからの組み上げもご自身でされるご予定のこの方。
まさに一台をフルにビルドアップ!
いったい誰がその車両を「彼が作った物ではない」 といえるでしょうか。

何にしろ、ホントに後少しで完成。
長らくおつかれさまでした! あとちょっと!


BYOBでは、提携の自転車専門塗装業者による塗装のご依頼はもちろん、
現場でご自身の手でフレームを完成車にくみ上げることも可能です。

こちらの方のように「ホイールも組みたい!」という方には、
ホイール組講習のコースもご用意しております。
(もちろん、ホイール組のご依頼もお受けします。工賃4,200-/一本)

ホイール組も入れて完成車の組み立て、一日半が目安となるでしょうか。

価格は、完成車組み立て 21,000円(シングル車)〜 (スペックにより異なる)
    ホイール組講習 12,600円(1日コース/部品代別途)

となります。

もちろん組み立てに使う部品もあわせてご注文頂けます。
(一部取り扱っていないメーカーもございます。詳細はご相談ください。)


さあ、明日は 「新宿落合にて完成した車両を囲んでの完成おめでとうパー ティー」!!

15時に落合の BYOB 現場にてお待ちしております!!


持ち寄り品に関して。。
僕は鉄板で厚揚げを焼きます。。。 好物ですので。。

2012年10月4日木曜日

For BYOB-Made

10月7日の完成おめでとうパーティーを前に、かねてより計画していた物があがってきました。

BYOB-Madeのフレームをより、特別な物にしてくれること請け合いのこちら。

BYOBでフレームを作られた方々のためだけのヘッドバッジです。
現場で販売しているフレームキットに付属します。

でもあくまでBYOBでフレームを作られた方用。
ぜひ現場での作業の締めくくりに、このバッジの取り付けをしてください。


素材はステンレス製でM2のボルト止め。
取り付ける箇所に合わせて曲げることになります。

縦に向けても、横に向けても雰囲気いいです!
仕上げもヘアライン(写真の状態)でもポリッシュ(鏡面仕上げ)でもお好み次第でどうぞ。

また(写真的に)下の余白に、製作スタートと完成の日付など、お好きな文字や数字を刻んでみては?
きっと、より思い出深い一台になりますね。

もちろん、ヘッドチューブだけじゃなく、トップチューブにつけてもシートチューブにつけてもオッケー。
お好み次第で如何様にも。   (BB裏とかでも格好良さそうw)

「BYOBで自分で作った車両に毎日乗りたい!」 
そう思える一台になるようにお手伝い 的な一品です。



また、BYOBではオーナー様自身のオリジナルバッジの製作を代行させていただきます。
素材や取り付け方に関してもご相談ください。
こちらもよろしくお願いいたします。



また

今後、「自身のスペシャルな一台にスペシャルなヘッドバッジを!」
という内容のヘッドバッジ製作教室を思案中です。

BYOB初、外から講師を招いての特別な教室を。。。

実現させたいことがたくさん有るのは幸せなことですね!



でも自転車にバッジが有るのと無いのとでは、ホントに一台の雰囲気が全然違いますね。

BYOBな人たちのBYOB-Made 車両、ホールイメージをお楽しみに!!

2012年10月3日水曜日

Fat !!

エンドは右へオフセット。 by BYOB Factory Tokyo




多くの場合、あまり良い事を指す言葉ではありませんね。
しかし今の自転車業界においては、最も振り切ったジャンルである事は間違いないのではないでしょうか。

そう、Fat Bike 。 
ここ、BYOB Factoryでは、現在2台のファットバイクが製作進行中です。

それって、すごい事ではないでしょうか!? 
まだまだ大勢とは言い難い、製作者の方のうちお二人もなんて。。
Fat bikeに対する潜在的な需要を感じさせますね。

やはり完成車はまだまだ少ないそのカテゴリーでは、自身の考えやスペック、サイズなど、
満足できる物に巡り会えないことも多いのではないでしょうか。
3.7"だ、いや4.8"だ、いや29+だ! 
と、早くも細分化の兆しを見せるFat のタイヤ事情を考えても、
「自身にあったファットバイクは正直作った方が早い。」  
そう思われるのかもしれません。



しかしながら、そこは特殊な車両。
なかなかに製作の難易度は上がります。

写真は本日の様子。
実際のBBシェル、タイヤ、クランクにリング、そして右へオフセットしたホイールの位置関係を確認し、その上でBBシェルとエンドをどうやって繋ぐのか。。

出した答えは チェーンステイを部分的にプレートで作り、そこにパイプのステイを繋ぐというもの。
なんとも厳ついルックスで、今から完成が楽しみです。

確かに手のかかる内容で、時間も掛かるでしょう。
でも、だからこそ完成の喜びは一入のはず。

折角自分で作るのだから、人とは違う一台を! 

Fat Bikeを製作される方の一番の思いはそこなのかも知れませんね。

皆様もぜひ、ご自身だけの一台を。



ちなみに

ファットバイクのフレームには、BBやリアエンド幅等、専用とも呼べる新規格が盛りだくさんです。

BBは100mm幅がスタンダードだし、各メーカーから続々170mm幅のリアハブと、
9mmシャフトの135mm幅のフロントハブ(ドライブは着かない)が発表されています。
今後、MTBの一ジャンルとして成熟への道を歩むのでは? と僕個人も見ています。

ここBYOB Factoryでは 製作にあたり、そのいずれのサイズのフレーム部品でも用意しています。

写真の車両では、ヘッドは44mmのインセット用ヘッドチューブを使用しており、
テーパードコラムのサスフォークの使用を可能にしています。
つまり、29"のフレームとしても使用できる という発展性がある訳です。

そういった、欲張りな一台。
BYOBでは可能です。




僕(高井)は29+、 かなり気になります。




2012年10月2日火曜日

ご紹介 二台目です

IMG_0762 by BYOB Factory Tokyo
IMG_0762, a photo by BYOB Factory Tokyo on Flickr.
先日の投稿のシングルミニに続き、BYOBで誕生した二台目の車両。

シャープな印象のシングルクロス。
立ち振る舞いはいたってトラディショナルです。
しかしながら、こだわりの箇所がそこかしこに。
大柄なフレームの印象に憧れて、可能な限り縦に大きめなサイズ取り &シートステイの取り付けも上にオフセットしその車影を独特のものにしています。

お手持ちのポールのUブレーキを使うことを前提にしており、もちろん台座もとりつけてあります。
お手持ちの130mmシングルハブ用にエンド幅は130mmで。
仕様や規格は物に合わせればいいんです。 そこに制限はありません。



クリア塗装でフィニッシュの予定のこの車両。
フィレットの仕上げにも特にこだわり、どこまでも入念に手がかけられています。
ステム教室で製作したステムも相まって、すばらしい一台の完成度!

しかしながら、オーナー様曰く
「今後フェンダーやキャリアの取り付けも出来るようにカスタマイズしたい」 
と、あくまで未完?のご様子。

一台を納得いくまで作り続けることが出来る。
それも自作ならではの楽しみ! ですよね。
そしてまた、鉄素材のよいところです。


なんで、車両が後ろからの写真かって?
フロントビューはぜひご自身の目でお確かめ下さい。

10月7日 15時より 新宿落合BYOBにて皆様のお越しをお待ちしております。


何はともあれ、製作お疲れ様でした!
おめでとうございます!!