、、、という訳で、十日後に迫った、BYOB Factory でのステム教室。
一日の日帰りコースで設定されている今回の企画。
何と言ってもその手軽さが「売り」でございます。
しかしながらその行程の中には、フレーム作りに共通する要素が多々含まれています。
でも実際、どうやって? 作業内容が把握できないと不安な面もありますよね。
遅ればせながらここで、ステム完成までの流れをご紹介していきます。
では、スタート!
1:マイタリング(ザグリ)
ステムの角度と突き出しに合わせて、ステムの胴部分の素材を突き合わせます。
今回のステム教室では、皆さんにコラム側のマイタリングをしていただきます。
作りたい角度に合わせて素材をカット!
(ハンドル側はカットされたものをご用意します。)
2:バインダーを溶接
続いて、コラム側とハンドル側の素材にクランプのためのバインダーを溶接。
ハンドル側が埋め込み、コラム側がは裏に出た状態になります。
上から差し込まれている細い金色の棒が真鍮ロウ
金属は本当に赤くなるんですね〜
3:ジグにセット
ステム製作用の専用ジグにセット。
ここで素材同士に隙間が出来ないよう、ぴったりと合わせます。
なかなかどうして骨が折れます。 忍耐を持って望んでください笑
4:タッキング(仮止め)
真鍮ロウ専用のフラックス(酸化防止剤)を全体に塗布し、タッキング(仮止め)
します。 (Tack = 仮縫い、仮止めの意味)
上下左右を止めてサイズが動かないように。。
5:本溶接
さあ、ここまで来たらこの企画のメイン作業、ステムの本溶接です。
ハンドル側の右から始めて、コラム側の左 と始める方向が被らないよう気をつけて。
この作業を如何に綺麗に仕上げるかが、次の行程「仕上げ」の容易さを左右します。
6:仕上げ
手ヤスリで仕上げていきます。 写真のような丸棒ヤスリでスタートして
120番程度の研磨布でフィニッシュ! 時間的には最も長い行程になる方が多い
と思います。
二枚上の写真の状態が下の様になれば完了!
それがどれほどの作業かはやってみてのお楽しみ。
「自転車作りはヤスリがけと同義」 そう思われるかも??
皆さん、がんばって!!
7:ワリ入れ
ハンドル、コラム側共にクランプのためのワリを入れたら完成間近!
手ノコで一ヶ所につき2回切ってもらいます。
完全に平行に切るのはなかなか難しいですよ〜。
ご自身の手の器用さが試されるときです。
8:完成!
コラム、ハンドルともに割りを入れたら完成です。
おつかれさまでした〜!!
足早に当日行う作業をご紹介してきました。
もっと詳しい作業風景は こちら でご確認頂けます。
強くイメージすればきっとうまくいくはず!?
今回のステム教室参加費用、29,800円にはお好みの単色塗装費も含まれています。
2週間後には綺麗にお化粧されて帰ってきますよ。
製作時間中に作業が完了しなかった方向けに、仕上げ代行もさせていただきます(3,150円〜)
今回制作するステムはアヘッドステムのみとなります。
申し訳ありませんが、クイルステムは製作不可となります。
また、ハンドルクランプ径はφ25.4 , 31.8 から、コラムクランプ径はφ25.4 , 28.6 からお選び下さい。
まだご参加人数には少数ですが空きがあります。
今月末には、BYOB Factory Tokyo にて、世界で1つの特製ステムを是非ご自身の手で作られてみては?
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
ステム製作教室 @BYOB Factory Tokyo
5月27日 日曜日
午前の部 9:00〜17:00
午後の部 14:00〜22:00
(参加ご希望の部をお伝え下さい)
参加費用 29,800円 (税、塗装費込み)
お問い合わせはメール、お電話いずれでも結構です。
BYOB Factory Tokyo
tel 03-6908-3934
mail byob.factory@gmail.com
〒161-0032
新宿区中落合3−29−5
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