2013年8月7日水曜日

BYOB 29+ Project




フレームを考える時、その前提として真っ先に必要となる要素があります。
プラットフォームであるホイールサイズがそれです。

ご存知の通り、昨年Surlyから新しいタイヤ規格が発表されました。
 29+ 、29"x3.0 のミドルファットとでも呼ぶべきか、新しいトレイルバイクのジャンルを作るであろうサイズです。

僕はリムとタイヤを作るのは並大抵の労力では不可能だと思っています。
単純に作る事だけならお金を積めば可能でしょうが、
それが、そのサイズが世に求められ浸透していく事はお金だけでは起こりえないでしょう。

それを可能にするのは強い組織力に加え、ひらめきや考え方や信念、言い切ればその開発者の強すぎる自転車愛のようなものである(べきだ)と思います。



では”個人”である僕たちには何が作れるか。

フレームのみだと思います。

でも図らずも「自転車」を作る ということは フレームを作る事に他ならない とも思います。
「自転車を変えた」と聞いて「ペダル変えたんだ〜」と解釈できる人は稀です。
永遠に自転車が欲しい僕たちは永遠にフレームが欲しいんです。


ならば作ろうじゃないか!! 自身の理想のフレームを!! 当然の欲求として。

The frame is the frame  だろ!!  作り続けようじゃないか!! 


と、思うわけです。




BYOB Factoryに集まった同じ思いの5名


BKNS cycle (バカンスサイクル)のタマゴさん




Common bikes の今野君




SCUBA bikes の今村さん




Sunrise cycles の僕、高井




Yanagi cycle の飯泉さん


(屋号アルファベット順)



 いずれもBYOBでフレームを作り、自身の屋号を確立し販売を目指す男ばかり。

今回僕たちは  "BYOB 29+ project" と称し、
それぞれの屋号を持つに値するフレームと新しい規格のプラットフォームを持って、
日本に於ける全く新しい How to be a professional frame builder を作ります。

タイヤを作れる組織力など無い僕たちですが、”あの”タイヤ開発者と同じ強い自転車愛は持っているつもりです。
それを武器に「それは可能だ」という意識を浸透させていきたい。

僕たちが見たいのは 物の本随を突かない虚飾の言葉では決してなく、言葉無くして語る物それ自体です。

物を生み続ける事でそのHow toは可能になると僕たちは信じています。




この企画は今月スタートしています。 現在目下フレーム製作中。
一月で全員が車両を完成させ、月末には完成を祝うことができるでしょう。

製作の模様はFlickr の グループページ セットページ その他それぞれのFlickr等でご覧頂けます。

BKNS cycle

Common bikes

SCUBA bikes

Sunrise cycles

Yanagi cycle


Instagram では #BYOB29plusproject  でご検索ください。


それぞれが同じホイールを持ってどんな車両を作るのか。
この一月ライブでお楽しみ頂けたら幸いです。



以上が BYOB 29+ Project の意義と目指すところのご説明でした。

長文をお読み頂き誠にありがとうございました!



おまけ

今回使用するタイヤ、リムはSurly製です。
穴空きリムなもんで もちろんリムフラップもSurly製。

どうやらフラップには裏表があるようで、質感がグロスかマットか選べるようになっている模様。
その表裏いずれにもSurlyの文字がありました。

ロゴがリムの穴から覗けるからかな? っと思ってリムにはめてみても外からは全く見えない!!
驚愕しました。

たとえ見えなくとも そこに名前がある その事実を、僕は乗るたびに意識させられる事でしょう。

僕がSurly crewに半端無い自転車愛、自社製品愛を感じた理由でした〜





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