2016年4月1日金曜日

ボン ヴォヤ〜ジュ



こちらのNさん、今頃はニュージランドのどこかを走っていることでしょう。

こちらは2年前の旅の途中の様子



Nさんが1本目のフレームを作ったのは今から2年前、生きていく最低限の荷物を積載できる機能を持ったMTBフレームでした。
その車両で日本全国どこへでも自転車で行き、そして帰り際にビールとともにBYOBに戻ってくる。
そんなことをこの2年間繰り返されています。




ぶった切り!!

そしてこの春前、2年間の収監(労働)を終え、今まで跨ってきたフレームを一刀両断。
リアバックを142スルーエンドに作り変え世界を旅するための自転車へと生まれ変わらせました。

そう、Nさんはフレームの作り替えが終わったこの春、いつ帰るとも知れない流浪の旅に出発します。

これから数年間、テントが自宅となるNさん、毎日の自宅の設営&解体&積載をスムースに行うためのリアキャリアも自作して作れるものは作りきったようです。


最終形態! 荷物満載MTBにTTバー。
ご本人の発音では「てーてーばー」 様式なんぞくそくらえ の一台。
まぶしいです。

格段に高い精度が要求される142スルーエンド。なんども直角度をチェックして。

実際に使うブレーキに合わせてワイヤーガイドも自作


自作のキャリア。内側の横に予備部品が収納できます。


出発前にBYOBのみんなが集まって開いた壮行会。
BYOBのメンバーの中でもぶっちぎりの健脚の持ち主のNさん。


東京から徒歩で(!!)お遍路さんをした など、2年の付き合いがあるにもかかわらず、まだまだとんでもエピソードが飛び出すNさんの話にみんな驚愕&大爆笑。

これから数年、そんな面白い話を聞くことができないかと思うと淋しくもありますが、Nさんが帰ってきた暁には最新のネタ話を聞けるんだ と、みんなでNさんに行ってらっしゃいを告げたのでした。



普段飲めない良いビールと共に。


思い出にビールの缶をヘッドバッジに閉じ込めて。

餞にみんなの自宅で眠るSDカードを大量にプレゼント。
文明の利器をほとんど使用しないNさん(メールアドレスも持っていないほど)なので、海外からメールを打つことができないため、撮り溜めた写真をSDカードごとBYOBに送ってもらう という算段です。


これから3ヶ月はニュージーランド。
その後3ヶ月間はオーストラリア。
オーストラリアの西の果てからバリ島に渡り、そこからはお待ちかねの「自由時間」。


師曰く、「東南アジアに入ったら、もう帰ってこないよね。」 だそうで。





壮行会の〆は、そんないつ帰るかもわからないNさんのご帰還をみんなで予想!
Nさんご本人にオッズも設定してもらって、みんなで帰りを楽しみに待つのです。

新ネタを聞かせてくれるその日を。


「今までは自宅に帰るだけだったけど、これからはフレームの産まれたBYOBに戻ってこれる」
と、泣く度合いに嬉しい一言も。



自分で作った自転車で自分の行きたいところへ行く。

彼にとっては旅を続けて生きることが自然で望みで宿命なのでしょう。
ナゼ旅をするのか? なんてことは彼の口からは一言もなく、彼は当然のことのように今までの旅、これから行く旅の話をします。

そのために労働を受け入れその結果また旅に出る。
その流れが彼の生き方なんですね。

どこまで行けばいいのか そんな問いも彼の中には存在しないのでしょうね。
行きたいところに行く。 

師匠、男前過ぎるやろ。 と。
あなたが羨ましい。


Nさん、良い旅を!


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