11回目の投稿をします。高橋です。
前回までの投稿で、フレームの前三角の仮付けまで終わりました。
今回は『フレームの前三角のロウ付け』までを投稿します。
フレームの修正が終わったら、前三角のロウ付けします。
ロウ付けをする順番とロウを回す方向は以下の順で行います。
フラックスを付けて、ロウ付けしていきます。
仮付け部分のロウの端が溶け始めたら、ロウを指していきます。
エプロン姿。このような格好で作業しています。 |
ロウ付け途中 |
フィレット工法ではロウ付けした後に、ヤスリでロウを削り、滑らかな曲線に仕上げます
必要以上にロウを盛ってしまうと、仕上げが大変なので、完成の状態を想像しながら、極力余分なロウを盛らないようにしていきます。
トップチューブ |
ダウンチューブ |
BB周り |
シートチューブとトップチューブ |
パイプが冷めたら、定盤にセットして、仮付けの時と同様にフレームが曲がっていないかチェックします。
曲がっていた場合は修正をします。
パイプを突っ込んで、テコの原理で修正します。 |
修正したら、フラックスを落とします。
フラックスが落ちたら、ロウ付けで盛ったロウを綺麗な曲線に仕上げていきます。
まず、マイクロベルトサンダーという電動工具で大まかな形を作っていきます。
マイクロベルトサンダーを使うときに、ロウの部分だけを削り、パイプを削らないように気をつけます。
ここからは、棒ヤスリと紙ヤスリで仕上げていきます。
ヤスリは目が粗いものから使います。
マイクロベルトサンダー |
棒ヤスリ 中目 |
棒ヤスリ 細目 |
紙ヤスリ #80 |
紙ヤスリ #120 |
表面が徐々にキレイになっていきます。
指で触って表面がでこぼこしていないか。
ロウの境目に段差が出来ていないか。
ロウの曲線の傾きは全周で同じか。
などを確かめて、良ければ次の箇所に進みます。
完成 |
同じ工程を他の箇所でも行うます。
シートチューブ |
BB周り |
マイクロベルトサンダーと荒目の棒ヤスリでロウの曲線を出来るだけ作っておくと、効率良く仕上げられます。
仕上げが終われば、前三角のロウ付けは終了です。
バラバラだったパイプが多少フレームらしくなりました。
次回は『チェーンステーの取り付け』まで投稿します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
高橋
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